吉田 正弘

■パレスチナの地で重大事態が−−ジェニンで大虐殺事件が起こる■

・今日の毎日新聞朝刊でも報道されたように、ヨルダン川西岸のジェニンで、イスラエル軍による大虐殺事件が発生しました!パレスチナ自治政府は「国際調査団」の派 遣と真相究明を世界に向かって呼びかけています。イスラエル側は、国際調査団が組 織される前に、証拠隠滅を図ろうとして、イスラエル政府による調査団を派遣すると 発表しました。

・米のパウエル国務長官は、この虐殺事件を無視し、逆に「自爆テロ」を非難して、アラファト議長との会談を拒否しました。不公平この上ない侮辱した対応です。

・腹立たしいことに、邦字紙も、英字紙も、パウエル・シャロン会談やイスラエルで「自爆テロ」の被害が出たことなどが中心的な報道内容で、「ジェニンの虐殺」を 扱った新聞も非常に小さい扱いしかしていません。自治政府が勝手に言っているだけ と言う意味で大虐殺にカッコを付けている状態です。事態 は緊急を要します。この ままでは大虐殺事件が闇に葬られてしまうのです。

・皆さんの友人に以下のイスラエルの女性による現地報告を大至急回覧していただけ たら幸いです。ギラ・シヴィルスキーさんはイスラエルの反戦平和運動の有力な活動 家で「公正な和平をめざす女性連合」の代表者です。国際支援者やパレスチナ人たち と一緒にイスラエル軍の侵攻に身体を張って立ち向かっています。

・彼女は「最前線からの手紙」という緊急レポートを世界中に発信しました。とりわけジェニンで「筆舌に尽くしがたい」深刻な事態が起こったと報告しています。

・メールで友人に送れる人は「ねずみ算式」にどんどんこの「手紙」を多くの人々に知らせてくだ さい。メールをやらない友人には、FAXでこの「手紙」を送ってく ださい。

・世界中の人が、この大虐殺事件に注目し、非難し、監視すれば、イスラエルやアメ リカとて、隠蔽することはできなくなるでしょう。この事件が世界中で非難の嵐を巻き起こせば、パレスチナ人に対する虐殺をやめさせイスラエル軍の撤退に道を切り開くでしょう。私たちも彼女の要請に最大限応えていきたいと思います。皆さんも手を貸してください!!

 以下(2)にギラ・シヴィルスキーさんからの手紙を掲載します。