角田 弘明

ガイアウェーブにアクセスの皆さんコンニチワ。私は角田といいます。札幌の円山にて茶楽という喫茶店を開いている、ガイアシンフォニーの大ファンです。皆さんとともに、風雲急をつげる「ガイア(地球)と人間」のかかわりを、過去・現在・未来という時の流れの中で展開したいと思います。

「ガイアと寄生的人間の近未来」(一)

― 皆さんと同じく地球の新時代エネルギーに興味を持っている私"キーマ"が、ガイド役をお引き受けしましょう ―

 「では早速ですが、皆さん"シリウス暦"を知っていますか」
 「きっと初めて聞いた人が多いと思う。この暦が人類史上に登場したのは、はるか遠く古代エジプトの第一王朝最初のファラオである、メネス王の時代であり、公式暦として使われていたのです」
 現在使われている太陽暦は、ローマ教皇グレゴリウス十三世により、一五八二年に制定された。「シリウス暦の最大の特長は、時間単位でしょう。なんと二万五八六〇年という長大な年数です」
 「その基となっているのは、ひとつの周期が一四六〇年のシリウス周期であり、シリウスが太陽とともに移動する天文単位三六五・二五日が基準となっている神聖暦でした」
 「ヨーガの古い教えでも、シリウスとの関係が重要であると伝えられ、その関係はシリウス星が゛主゛で、私たちの太陽系は゛従゛であるとしています」
 シリウスと太陽が対となり、天の川銀河の中心存在である大霊太陽(ヴィシュヌナビー)の周りを、二万五八六〇年かけて周回している。それは大霊太陽に一万二九三〇年かけて接近し、一万二九三〇年かけて後退している。
 「私もこのことを知ってから、ヨーガ、神秘学、神智学などの古い本を読みあさった結果、接近時には大霊太陽からのエネルギー放射の増大によって、人間は精神的に強い影響を受け、文明は隆盛を極める。逆に後退時に人類文明の衰退と重なり合うことが分かりました」
 ただこの接近と後退が平面的な天体運動ではなく、スパイラル(らせん状)な上昇運動としてのもので、一巡目より二巡目、二巡目より三巡目と少しずつエネルギー波動の上昇運動(進化行動)として宇宙空間を動いている。

 ガイアはこの宇宙的な動きの中で、過去において何度もエネルギー波動の変化(言葉を変えれば進化)をしている。
 これはガイア自体が自らの波動を高めワンランクアップするもので、現在という時はまさに宇宙的循環の下その変容が迫っている。
 「私たちはこの素晴らしい変化の時代生きています。しかしガイアの変化はまた、当然のこととしてガイアに依存しているすべての生物に多大な影響を及ぼします」
 この大異変は過去に繰り返されてきた「地球生命の絶滅」と関連している。
 磁極の反転(過去に幾度か起きている)、火山の噴火、地震の発生、気象の変化、大陸の沈下・隆起等、地球規模の大異変が近未来的に起こりうる。
 たとえば、二億年以上前にガイアの海をわがもの顔に生きていた三葉虫の絶滅、よく知られている中生紀に消滅していった恐龍、近くでは一万二千年ほど前に滅んだ大型哺乳類とつづく生命の断絶の歴史がある。
 「このようなガイアの流れは、私たち人類の遠い過去の歴史の中、伝説にもなっているアトランティス文明の消滅ともかかわっていることなのでしょう。よく言われる゛歴史は繰り返す゛だけは避けたいものですね」

― そして現在、ガイアの過去の変化と類似の時代に、私たち人類は生きている ―

つぎの回につづきます。