角田 弘明

― ガイアウェーブにアクセスの皆さんコンニチハ。前回に続きキーマがご案内します。 ―

「前回はガイアの大異変と、ガイアに依存する人類を含めた地球生物にふれました」
「そして現在がいかに大事なときか、少し述べたつもりです。今回はその理由の一端について見てみましょう」
いくつかある理由のなかの一つは、ガイア自身の変化です。宇宙的循環サイクルという広い視点からでなく、ガイア自体という狭い視点での重要な変化が続行中です。
 ガイアは電磁場を有した巨大なエネルギー生命体として見ることができる。
 そのガイアが自身の中心である核から、固有の磁場エネルギーを発している。
 それが「シューマン波」とよばれている波動であり、以前は七・五ヘルツという振動数であった。
 人間の脳波がこのシューマン波とシンクロ(同調・調和)するとき、その人間はガイアと一体化が可能となる。人間のとくに肉体部分の癒しを効果的かつ本質的にできるのは、このシンクロ行為が正しく行えるヒーラーに限られる。
 現在、ガイアのシューマン波は大きく変移し、十一ヘルツを超えている。
 そのうえその変移は続行中なのである。
 「この事実に触れたとき、僕は変移が落ち着いた時点のガイアが怖いと思えた。そしていまはより強くそう感じています」
 「その理由として変調が仮に十三ヘルツで安定した場合、ガイアは以前の七・五ヘルツの一・七三倍という高いエネルギー波動の新シューマン波を持つことになります」
 「その高い波動に合う正常な脳波を、人類がもし持てなかったなら、当然ながら排除対象の生物となるでしょう」
 だがガイアの過去の歴史をながめた場合、同一種のすべての生命を絶滅させることはなく、適応する個体はつぎの生命進化の核として存続させてきている。
 ガイアは現在すべての人間にたいして、新しくなるシューマン振動数にシンクロすることを、無言のうちに強く要求し続けている。
 その結果、一般の人たちの中にこのシューマン波に刺激を受け、ヒーリングやチャネリングができる人が増えている。
 しかしそれら能力の目覚めがあっても、本人が大切なエネルギーの扱い方や精神的な成長が伴わないとき、アンバランスな状態となり、本人の進化向上への悪影響が生じてしまうことに注意すべきである。
 「それでは変化を続けるガイアにおいて、人はどう生きるべきなのか。という疑問が生じてしまいます」
 「広く考えたときこの答えは、人類史の昔から変わらず二つしかないのでしょう」
 古代ギリシャのデルフォイの神託でもある"なんじ自身を知れ"と、ソクラテスが言った"無知の知"。人はものごとを知らないということを知らない、そのことを知るのが大切であり、全てのことはそこから始まる。

 「そこでひとつの例として、僕のことを簡単にお話しましょう」
 「三十七年間生きてきた僕の場合、もともと好奇心の強い性格なので、ともかく知識を求めました。そしてなるべく自分で考え行動するクセをつけました。それと内面の自己(魂としてのエネルギー)に興味を持ち、簡単な瞑想方法をやりました」
 「その結果として、多少時間はかかりましたが、クンダリニーの上昇、チャクラの開化(詳しくは後日)を体験することができました。それ以後自分の中の"何か"を実感し考え方が変わったことを覚えています」
 「簡単すぎて参考とはなりませんが、ただ今回はガイア自身の発するシューマン波の影響が加速度的に現れてくることを、知ってもらえたならと思います」
 現在人間を取りまく社会環境を見ても、情報技術の進歩はドックイヤー(犬の年齢)にたとえられ、一年の時間が以前と違い七倍の七年分に相当するスピードで進んでいる。
 そして人類の地母神ガイアは、今日も気づいていない多くの人たちをのせて、一路予定された進化の宇宙を突き進んでいる。

つぎの回につづきます。