小島 秀吉

 暑いなか,ようやくホテルに到着。クーラーが効いて最高。ホテルの名はSedona,インヤー湖に道路を挟んで面している中級ホテルで,シンガポール資本のホテルである。旅慣れない者にとっては,やはりこのようなホテルが一番です。
 ホテル正面ロビー,従業員の方たちも,親切でとても感じがよかった。









 正面ロビーより受付けのカウンターを見る。










 ラウンジ。奥にグランドピアノが置いてある。夜飲んでいると,小さな蚊に刺された。









 私たちが泊まった,ツインの部屋。 一人一泊3500円で泊まれる。
 日本では一泊15000円前後のグレードである。







 部屋の窓からホテルの屋外プールを望む,きれいな水であり,欧米人たちが気持ちよく泳いでいた。
 テニスコートもあり,なかなかのものであった。
 もちろんフィットネスジムもある。




 ホテルの周りには千坪以上の敷地をもつ豪邸が何軒かあり建築中のものもあった。
 さらに遠くを眺めると,木立の中に家がたくさん見えた。







 マンションもたくさん建っており,建築中のものもある。間取りは分からないが,800万円ぐらいで買えるそうだが,この国の庶民には無理ではないかと思います。






 夜のプール,ライトアップされとても素敵であった。
 周囲にネオンなどがないのでとてもきれいでした。








 庶民の利用する食堂で昼食をとる。料理は油物が多いが,それほど臭いや香辛料もきつくなく,おいしかった。








 食材は豊富で,ご飯といろいろなおかずが食卓に並ぶ。また薬味や調味料も多い。









 魚やエビ,豚・鴨肉,チキンなどを選ぶ。ミャンマーでは昔も今も「飢える」という言葉はないそうです。








 店員さんの笑顔が素敵です。頬に塗っているのは「タナッカー」といって,白い粉が出る木を擦ったもので,日焼けを防ぎ,涼しくなるそうです。












 軍政とか鎖国で,暗い先入観を持っていたが,国民は明るく,経済も活発で活気に満ちていた。特に外貨獲得のために観光に力を注いでいる感じである。
 りっぱな豪邸が多いので,中国のように事業を興して,お金持ちになった人たちの家かと尋ねたら,金持ちは昔から金持ちで,貧乏人は昔から貧乏だそうである。 そういえば,庶民生活の印象としては,”一人勝ち”だとか”競争”という雰囲気は感じられなかった。また,車がビュンビュン町中を走っていたりして,のんびり生活している様には見えないけど,なぜかしら余裕が感じられた。
 たしかに東南アジアの国々は,貧乏でも食うに困らないし,外で寝ても暮らしていけるからかもしれないが・・・。
 タイのバンコクでは,ぼったくりや,殺気だった人も見られるのに対して,ヤンゴンでは,そうゆうやからは見あたらなく,素朴で素直な人間性を感じました。
 ただただ,アメリカングローバリズムが押し寄せて,染まらないことを願うのみである。