小島 秀吉

 さあ,これからパゴダ巡りである。ヤンゴン市内には,たくさんのパゴダ(仏舎利を奉った塔)があります。中でもパゴダのなかのパゴダといわれるシュエダゴォンパゴダは有名です。
 200ドルをミャンマー通貨チャットに換えると80000チャットの札束になってきた。
 その後,4日間の滞在で使い切るのに苦労することになる。







 シュエダゴォンパゴダがある寺院の建物。
 屋根の緑と破風飾りの金色が青空と綺麗なコントラストを描く。
 駐車場には日本車ばかり。







 建物の門前にコマ犬(獅子)が立っている。
 日本では神社に付き物だ。
 元祖はヒンズー教であるそうだが,仏教寺院にあるのには驚いた。
 しかし,なるほど,考えてみればヒンズー教も仏教もインドが起源である。



 寺院内に入るには,皆「はだし」にならないといけない。
 夕方近くだが,日差しでアスファルトの地面が熱かった。








 境内のパゴダに行くには,百段近い階段を登るため,エレベーターが設置されていた。もちろん私たちは階段からである。













 見事な建物の破風飾り。
 雲一つ無い青空に,破風飾りの金色が綺麗に映える。













 境内の中央には,金色に輝く,高さ100m近いシュエダゴォンパゴダがそびえ立っている。













 シュエダゴォンパゴダを見上げる。表面には金箔が張られており,まさしく黄金の塔である。その周りには小さなパゴダがたくさんある。












 塔の頂上部には,無数のダイヤモンドやルビーなどの宝石が装飾されているそうである。その中の1つに,1個76カラットのダイヤモンドもあるとのこと,塔が高すぎて見られないのが非常に残念であった。











 境内の中にはお堂がたくさんあり,その中に仏像が奉られている。仏像の前には狛犬がいる。








 仏像はお釈迦様で,きらびやかに装飾されている。














 寝釈迦仏に祈る市民,その様子を写真に撮る白人女性。










 入口にお坊さんがじっと立っていた。さて何を見ているのかな?














 ここでクエスチョン,「ミャンマーでは,なぜお寺の門前や仏像の前に狛犬がいるのか?」。
実はこの質問は逆であった。すなわち「日本では,なぜ神社の前に狛犬がいるのか?」である。
 帰って知合いの神主さんに聞いたところ,もともとは狛犬は仏教が由来であり,さらにたどればヒンズー教に行き着く。日本で神社の前に狛犬がいるのは,昔の神仏混合化によるものだそうです。